
これは地獄か…川の中洲が「水死した人たちの遺体」で埋め尽くされた。「浅間山の大噴火」が「東京」に与えた“意外な影響”
「実に仏教でいう地獄というものも、これほどひどくはないだろう」これは、江戸時代の一人の名主が、巨大な噴火の被害を目の当たりにし、書き残した言葉です。こうした過去の「災害」の記憶や記録は、現代を生きる私たちに、さまざまな戒めを与えてくれます。とりわけ、火山大国、地震大国である日本に住む私たちにとって、そうした記憶や記録は、いつやってくるともしれない災害への意識を高めてくれるでしょう。