植田日銀総裁候補、所信聴取に見る「 YCC政策の限界」と「踏み込んだ発言」の真意

植田日銀総裁候補、所信聴取に見る「 YCC政策の限界」と「踏み込んだ発言」の真意

植田日銀総裁候補、所信聴取に見る「 YCC政策の限界」と「踏み込んだ発言」の真意

全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)が前年同月比4.2%上昇と、第2次石油危機さなかの1981年9月以来41年4カ月ぶりの高水準に達したことが発表された24日、注目された植田次期日銀総裁候補の所信聴取と質疑が衆議院で行われた。植田次期日銀総裁候補は「現在の日銀の金融政策は適切」「金融緩和を継続する」と従来の発言を繰り返すとともに、イールドカーブ・コントロール政策(以下YCC)などの現在の政策の副作用は認めつつも、日銀総裁に就任した際の具体的金融政策については不測の影響を招くリスクがあるとして具体的な言及は避けるという予想された通りの優等生的安全回答に終始した。

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